スキンタイプとは?日焼けでわかる色素沈着の起きやすさ

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鏡を見るたびに、シミ、そばかす、くすみなどが気になっていませんか? 実は、これらは全て「色素沈着」が原因で起きていることがほとんどです。 色素沈着は、紫外線や炎症などによって肌を守るメラニン色素が過剰に作られ、沈着してしまう現象です。そして、こういった色素沈着が起きやすい・起きにくいといった違いは、日焼けの反応などからある程度推測することができます。

この記事では、あなた自身のスキンタイプや色素沈着の原因と予防法、そして最新の医療技術を用いた治療法まで、分かりやすく解説していきます。 自分のスキンタイプにあった日焼け止め選びや効果的なスキンケア方法・治療法を知ることで、透明感のある明るい肌を目指しましょう。

スキンタイプとは?6つのタイプ別に解説

髪や目の色・肌の色から、日焼けした時の反応は大きく異なります。「スキンタイプ」は、この違いを6つのタイプに分類したものです。

自分がどのタイプに当てはまるかを知っておくことで、日焼け対策やスキンケアをより効果的に行うことができます。またレーザーなどの治療後の色素沈着の起こりやすさを推測し、対策することができます。

肌の色や特徴

スキンタイプは、大きく分けて1~6の6つのタイプに分類されます。日本人ではほとんどの方がII〜IVタイプのどれかに分類されます。

タイプ1は主に白色人種に見られ、メラニン色素が少なく、紫外線によるダメージ(皮膚がんの発生など)を受けやすい肌タイプです。反対に、タイプ6は、メラニン色素が多く、紫外線によるDNAへのダメージを受けにくい肌タイプですが、その代わり炎症後の色素沈着が起きやすいタイプです。一般的には、スキンタイプの数が大きくなるほど色素沈着が起きやすいと言われています。

タイプ 肌の色 特徴
I とても白い肌 そばかすが多く、赤くなることが多い。色白で金髪や赤毛の人に多く、メラニン色素がほとんど作られないため炎症が起きた後の色素沈着は起きにくいですが、皮膚がんなど紫外線の影響を非常に受けやすいです。
II 白い肌 そばかすができやすく、赤くなることが多い。金髪や明るい茶色の髪の人に多く、メラニン色素は少ないものの、タイプIよりは多く作られます。
III やや白い肌 日焼けすると赤くなることもあるが、その後は小麦色に焼ける。一般的な日本人に多いタイプです。レーザー治療後など炎症後の色素沈着がやや起きやすい肌質です。
IV 健康的な小麦色の肌 日焼けしやすいが、赤くなることは少ない。メラニン色素が多く、紫外線による皮膚がんの発生はIーIIより少ないものの、炎症後の色素沈着がIIIより起きやすくなってきます。
V 濃い小麦色の肌 日焼けしやすく、赤くなることはほとんどない。色黒の人や、地中海沿岸地域の人に多いタイプです。炎症後の色素沈着はIII、IVよりも起きやすいと考えられています。
VI 黒い肌 日焼けしにくく、赤くなることはほとんどない。アフリカ系の人々に多く、メラニン色素が非常に豊富で、紫外線から肌を守る力が最も強いです。

日焼けのしやすさと色素沈着のリスク

タイプ1と2の人は、メラニン色素が少ないため、紫外線を浴びるとすぐに赤くなってしまいます。ほんの少しの時間でも赤くなることがあり、重症化すると水ぶれや炎症を起こし、シミやそばかす、皮膚がんのリスクを高める可能性があります。

タイプ3と4の人は、タイプ1と2の人よりはメラニン色素が多いため赤くなることは少ないですが、日焼けしやすいタイプです。タイプ3は赤くなってから黒くなる人が多く、タイプ4は比較的すぐに黒くなります。また繰り返し日焼けをすることで、シミやそばかすができやすくなります。皮膚がんのリスクはタイプ1、2より低いものの、レーザー後などに炎症後の色素沈着が起きやすいタイプです。

タイプ5と6の人は、メラニン色素が豊富なので、日焼けによるダメージを受けにくく、日焼けをしにくいタイプです。タイプ5は日焼けをしても黒くなる程度ですが、タイプ6はほとんど日焼けの影響を受けません。

スキンタイプ別の適切な紫外線対策

タイプ 紫外線対策
I SPF50+、PA++++の日焼け止めをこまめに塗り直す。帽子、日傘、サングラスなどで肌を覆い、紫外線を徹底的にカットする。日焼け止めは、紫外線吸収剤不使用のものや、敏感肌用のものを選ぶと良いでしょう。
II SPF50+、PA++++以上の日焼け止めをこまめに塗り直す。帽子、日傘、サングラスなどで肌を守る。日焼け止めは、ウォータープルーフタイプのものや、汗や皮脂に強いものを選ぶと良いでしょう。
III SPF30+、PA+++以上の日焼け止めを選び、こまめに塗り直す。帽子や日傘も活用すると良いでしょう。日焼け止めは、使用感の良いものや、美容効果の高いものを選ぶと良いでしょう。
IV SPF30+、PA+++以上の日焼け止めを選び、こまめに塗り直す。帽子や日傘も活用すると良いでしょう。日焼け止めは、使用感の良いものや、美容効果の高いものを選ぶと良いでしょう。
V SPF15+、PA++程度の日焼け止めでも良いでしょう。ただし、長時間屋外にいる場合は、こまめな塗り直しが必要です。日焼け止めは、肌の負担を減らすために、軽い付け心地のものや、石鹸で落とせるものを選ぶと良いでしょう。
VI 日焼け止めは、肌の負担を減らすために、日焼け止め効果のある化粧下地やファンデーションでも良いでしょう。長時間屋外にいる場合は、日焼け止めを塗るようにしましょう。日焼け止めは、肌の乾燥を防ぐために、保湿成分配合のものを選ぶと良いでしょう。
  • SPF(Sun Protection Factor): 紫外線B波をカットする効果を表します。紫外線B波は、肌の表面にダメージを与え、赤みや炎症を引き起こします。SPFの数値が高いほど、紫外線B波を防ぐ効果が高くなります。
  • PA(Protection Grade of UVA): 紫外線A波をカットする効果を表します。紫外線A波は、肌の奥深くまで到達し、シワやたるみ、色素沈着などの原因となります。PAは、「+」の数が多いほど、紫外線A波を防ぐ効果が高くなります。

日焼けによる色素沈着のメカニズム

日焼けをすると肌が黒くなってしまうことは誰でも経験があると思いますが、実は、これこそが色素沈着なのです。では、なぜ日焼けをすると肌が黒くなってしまうのでしょうか?

私たちの肌では、紫外線を浴びるとメラノサイトという細胞が活性化し、メラニンを生成します。メラニン色素は紫外線を吸収し熱エネルギーに変換することで、紫外線が細胞の核に到達するのを防ぎ細胞の癌化を防ぎます。しかしメラニンがたくさん作られると、その分肌の色は濃く見えてしまいます。これが、日焼けによって肌が黒くなる仕組みです。

炎症後色素沈着とは

日焼けだけでなく、肌の炎症が原因で色素沈着が起こることがあります。これを「炎症後色素沈着」といい、英語では “Post-Inflammatory Hyperpigmentation” 、略してPIHと呼ばれることもあります。虫刺されやニキビ・傷・湿疹・やけどなど、皮膚への刺激が原因で炎症が起こり、その部分が治った後にも、まるで日焼けをした後のように茶色や黒っぽいシミのようなものが残ってしまうことがあります。これは、炎症によってメラノサイトが刺激され、メラニンが過剰に作られてしまうために起こります。炎症後色素沈着は、時間が経つにつれて薄くなっていくことが多いですが、肌質によってはなかなか消えない場合もあり、患者様にとっては大きなストレスとなります。

例えば、アトピー性皮膚炎の患者様の場合、かゆみや炎症を繰り返すうちに、患部が色素沈着を起こし、黒ずんでしまうことがあります。また、ニキビができた際に、それを無理に潰したり、刺激を与えたりすることで炎症が悪化し、炎症後色素沈着として残りやすくなってしまいます。 ちなみによくある誤解として「ステロイドを塗ると肌が黒くなる」という方がいますが、皮膚に起きた炎症をステロイドで治す過程で皮膚の炎症後の反応として色素沈着が生じるもので、ステロイド自体がメラニンを作るわけではありません。むしろステロイドを怖がって使わずに炎症が長引くことにより、さらに炎症後色素沈着が起きやすくなるため、必要な時には適切に使うことが大切です。

また一般的に「顔から離れるほど炎症後色素沈着は長引きやすい」とも言われています。例えば足の虫刺されを掻きむしってしまったあとがかなり長く残ってしまったことはありませんか?炎症が起きた後のメラニンはターンオーバー(古い表皮が角質になって生まれ変わっていくこと)とともに排出され薄くなっていきますが、顔のターンオーバーが約28日なのに対して、下肢はその2〜3倍と長くなっています。そのため顔から離れれば離れるほどターンオーバーが遅くなり、炎症後の色素沈着も治りにくいとされています。

色素沈着が起こる流れ

では、具体的にどのような流れで色素沈着は起きてしまうのでしょうか?

  1. 紫外線や摩擦、ニキビ、虫刺され、傷など、様々な原因で肌に炎症が起こります。
  2. 炎症が起こると、その情報がメラノサイトに伝達されます。
  3. 情報を受け取ったメラノサイトは、活性化し、メラニン色素を生成します。
  4. 作られたメラニン色素は、表皮と呼ばれる肌の表面に運ばれていきます。
  5. 表皮に運ばれたメラニン色素が蓄積することで、色素沈着が起こります。

このように、色素沈着は肌を守るために必要なメラニンが過剰に作られてしまうことで起こります。

レーザー治療後に色素沈着が起こる理由

「シミ治療をしたのに逆に黒くなってしまった」「一時的に薄くなったように見えたが、また濃くなってきた」こんな経験のある方も少なくないと思います。

シミやそばかすの改善のために行うレーザー治療では、メラニン色素に反応するレーザーを照射することで、シミやそばかすの原因となるメラニン色素を破壊する治療法です。 しかしレーザー治療は強力なエネルギーを照射するため、照射出力によっては肌への負担が大きくなってしまいます。そのため、レーザー治療後にも一時的に炎症が起こり、メラノサイトが刺激されてメラニンが作られてしまうことがあります。 また、レーザー治療後にかさぶたが取れて薄いピンク色の皮膚になった状態では刺激を受けやすくなっているため、色素沈着が起こりやすくなっているという側面もあります。炎症後色素沈着が起きても基本的には数ヶ月で前よりも薄くなってくるのですが、それを少しでも少なくして治療効果を最大限に高めるためにも、炎症後の色素沈着が起きやすい日本人に多いスキンタイプ(III〜IV)の方は特に、レーザー照射後のケアを慎重に行う必要があるのです。

レーザー治療は、適切な出力設定やアフターケアを行うことで、色素沈着のリスクを抑制することができます。また肝斑のある方はそうでない方よりさらに慎重に出力や治療法を考える必要があります。 こうした色素沈着のリスクを最小限に抑えるため、当院では肌画像診断機VISIAで治療の反応や副作用を確認しながら、患者様一人ひとりの肌質や症状に合わせた治療計画を立てております。

また上記のような理由で、レーザー治療後は「打っておしまい」なのではなく、炎症を抑えターンオーバーを適切に促すスキンケアを行うことが非常に重要なのです。

レーザー治療の種類による色素沈着のリスクの違い

レーザー治療には、様々な種類があり、それぞれ波長や照射時間が異なり、得意とする症状も異なります。レーザーの種類によって、色素沈着のリスクも異なります。一般的に、メラニン色素に反応しやすいレーザーほど、色素沈着のリスクは高くなります。

レーザーの種類 特徴 色素沈着のリスク
Qスイッチレーザー メラニン色素に対して吸収率が高く、シミやそばかす、刺青などの治療に用いられる。 高い
ピコレーザー 従来のQスイッチレーザーよりもさらに短いパルス幅でかさぶたや炎症後色素沈着などのダウンタイムが少ない最新のレーザー機器。 中等度〜高い
IPL(光治療) 広範囲の浅い(=辺縁がはっきりした)色素沈着に効果的な治療。シミやそばかす、くすみなどのメラニンだけでなく、コラーゲンを増やしハリ感を改善したり、赤ら顔などの治療にも用いられる。 中等度

色素沈着のリスクが気になる方は、レーザー治療を受ける前に、医師に相談するようにしましょう。

またよく「肝斑にはIPLは出来ない」「肝斑にはトーニングやレーザーは出来ない」と一律に語られることがありますが、実は肝斑にもさまざまな重症度があり、それによりより治療法も異なってきます。当院では肝斑の方でも重症度を治療しながら把握し、前処置を十分行ったり弱目の治療や十分なアフターケアを行いながら治療することも可能です。 また当院では厚生労働省の承認機器である「ピコウェイ」というピコレーザーを使用しています。短いパルス幅でダウンタイムが少なく繊細な治療ができるだけでなく、730nmというメラニンに特化したダウンタイムの少ないスポット照射が可能です。また肌のハリ感きめ感を改善するピコフラクショナルレーザーの治療も可能です。

気になる方はぜひご相談くださいね。

色素沈着を予防・改善するには?

効果的な美白成分とスキンケア

色素沈着を改善するためには、メラニンの生成を抑えたり、排出を促したりする美白成分が配合されたスキンケアアイテムを使うことも効果的です。

「美白成分配合の化粧品ってたくさんありすぎて、どれを選べばいいか分からない…」

そんな悩みを持つ患者さんも少なくありません。そこで、ここでは代表的な美白成分とその効果について詳しく解説していきます。

代表的な美白成分

  • トラネキサム酸: 抗プラスミン作用が、シミの原因となるメラノサイトの活性化を抑えメラニンの生成を抑えることで、色素沈着を減らす効果が期待できます。メラニンの生成を抑え、炎症も抑制するためトラネキサム酸の内服は肝斑の治療の第一選択でもあります。肝斑はアジア人に多く、頬骨の高い位置に左右対称にできる、モヤッとした局面状の色素沈着です。摩擦やホルモンバランスの乱れ・紫外線などが原因で悪化すると考えられています。
    ※トラネキサム酸の内服は、脳梗塞や心筋梗塞の既往のある方や女性ホルモンを含む薬剤(低用量ピルやテープ剤)を使用中の方は血栓リスクが高まる恐れがあるため使用できません。しかし、血液凝固能が正常な方の血栓リスクを増やすわけではないため過度に心配する必要はありません。
  • ハイドロキノン: メラニンの生成を阻害する効果が高い成分です。シミ、そばかすなど、気になる部分にピンポイントで使われることが多いですが、まれにかぶれる方がいたり、また効果的な使用のためには数ヶ月使ったら1−2ヶ月の休薬期間を設ける必要があるため、使用にはクリニックでの指導を受けることが大切です。医科処方のトレチノイン酸と併用することで、皮膚のターンオーバーを根底から促進させメラニン排泄と肌質改善として行う外用剤としてのセラピューティック治療などでも重要な役割を担います。(ゼオスキンヘルス・ガウディスキンなど。)
  • ビタミンC誘導体: メラニンの生成を抑え、コラーゲンの生成を促進する効果もあります。美白効果に加え、シワやたるみの改善にも効果が期待できます。ビタミンC誘導体は、美白効果だけでなく、抗酸化作用も持ち合わせています。抗酸化作用とは、活性酸素によるダメージを抑える働きです。活性酸素は、紫外線やストレスなどによって発生し、シミ、そばかす、シワなどの肌老化の原因となります。ビタミンC誘導体は、この活性酸素を除去することで、肌老化を防ぐ効果も期待できます。
  • アルブチン: メラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを防ぎます。比較的刺激が少なく、敏感肌の人にも使いやすい成分です。アルブチンは、ハイドロキノンと似たような働きをする美白成分ですが、ハイドロキノンよりも刺激が少なく、安定性が高いという特徴があります。そのため、敏感肌の方でも安心して使用することができます。
  • コウジ酸: メラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを防ぎます。保湿効果も期待できます。コウジ酸は、日本酒や味噌などの発酵食品に含まれる成分です。メラニン生成を促す酵素チロシナーゼの働きを抑えることで、メラニンの生成を抑えます。
  • レチノール: レチノールはビタミンAの一種で、美白効果を持つ成分として知られています。レチノールは肌のターンオーバーを促進し、古い角質を除去して新しい細胞の生成を助けます。これにより、シミやそばかす、色素沈着が軽減され、美白効果が期待できます。また、レチノールは線維芽細胞を活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。これにより、肌にハリと弾力が生まれ、小じわの改善にも寄与します。また皮疹分泌を抑制するためニキビ肌の方に使用されることも。レチノールの種類は数種類あり(パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール、ピュアレチノールなど)それぞれ強さが異なります。複数のレチノールを様々な割合で配合した化粧品が多く出回ってるため、上手に使い分けることが大切です。
  • バクチオール:バクチオールは、シミの原因であるメラニンの生成に関与する酵素の働きを抑え、メラニンの生成を阻害することで美白効果をもたらします。また、肌の新陳代謝やターンオーバーを活性化させるため、既に作られてしまったシミや色素沈着の排泄を促進します。バクチオールは、インドのマメ科植物「オランダビュ(バブチ)種子」から抽出された植物由来のビタミンAで「次世代レチノール」とも呼ばれ、レチノールの刺激症状が辛い方の代替としても使われています。
  • システアミン: 次世代の美白剤として脚光を浴びているシステアミンは、現在医療機関のみで取り扱い可能な美白外用薬です。今まで多く使用されてきたハイドロキノンが1箇所のメラニン合成経路を止めるのに対し、4箇所でメラニンの合成を阻害することにより美白効果が得られます。また高い抗酸化作用があり、肝斑への有効性が高いという報告も。システアミンはもともと体内に存在するアミノ酸の一種のため安全性が高く、肌への刺激が少ない点が特徴です。唯一の難点は、パーマ液で用いられる成分と似ているため、パーマ液のような特徴的な臭いがする点ですが、ハイドロキノンがかぶれて使えない方や難治の肝斑の方の次の一手として現在愛用者が増えている成分です。

これらの美白成分は、化粧水、美容液、クリームなど、さまざまなスキンケアアイテムに配合されています。自分の肌質や悩みに合わせて、最適なものを選びましょう。

医療機関での治療法

セルフケアで効果を実感できない場合や、より早く効果を出したい場合は、医療機関での治療も検討してみましょう。医療機関では、患者様一人ひとりの症状や肌質に合わせて、最適な治療法を提案しています。

主な医療機関での治療法

  • レーザー治療: 色素沈着の原因となるメラニン色素に反応するレーザーを照射することで、シミやそばかすの原因となるメラニン色素を破壊する治療法です。主に脱毛を中心に使うロングパルスレーザー、従来のシミ取りレーザーと言われるQスイッチレーザー、Qスイッチレーザーよりさらに短いパルス幅で炎症後色素沈着が起きにくくなった最新のピコレーザーなどさまざまな種類のレーザーがあります。レーザー治療はそれぞれの特性を活かして、シミ、そばかす、あざなど、様々な色素沈着に効果が期待できます。
  • 光治療(IPL): カメラのフラッシュのような光を照射して、メラニン色素を除去していく治療法です。IPLは、レーザー治療よりも広範囲に照射することができるため、顔全体のシミやくすみ、赤ら顔などの治療に効果的です。また術後のテープ保護などのダウンタイムがなく直後からメイクが可能なため日常生活の制限がないため人気の治療です。コラーゲンを増やしハリやキメ感の改善も得られ、長期的なエイジングケアのメンテナンス治療としても使われます。またゴルフやテニスなど紫外線を浴びる機会の多い方でも治療が可能です。
  • ケミカルピーリング: 薬剤を使って、肌の表面の古い角質を取り除く治療法です。メラニン色素の排出を促し、肌のターンオーバーを促進します。ケミカルピーリング全体のくすみ感やニキビなどの炎症後色素沈着、肌のざらつき、くすみなどが気になる方におすすめです。単体ではマイルドな治療ですが、後述のイオン導入やエレクトロポレーションと併用することで治療の相乗効果を高めることが多いです
  • イオン導入やエレクトロポレーション: 微弱な電流を使って、ビタミンCやトラネキサム酸などの美白成分を肌の奥深くまで浸透させる治療法です。ピーリングと組み合わせることも多く、レーザー治療後のダウンタイム軽減と治療の相乗効果を高めるために使用することも多い治療です。イオン導入は比較的安価で試しやすい治療ですし、エレクトロポレーションはイオン導入の数十倍もの浸透効率のためより効果的に有効成分を浸透させレーザー治療やピーリングとの相乗効果が期待されます。

これらの治療法は、それぞれに特徴や費用が異なります。医師とよく相談して、自分に合った治療法を選びましょう。

色素沈着の治療期間と費用

色素沈着の治療期間や費用は、色素沈着の程度や治療方法によって異なります。

  • 治療期間:

    • レーザー治療: 数回〜数十回、数週間〜数ヶ月
    • 光治療(IPL): 数回〜数十回、数週間〜数ヶ月
    • ケミカルピーリング: 数回〜数十回、数週間〜数ヶ月
    • イオン導入: 数回〜数十回、数週間〜数ヶ月
  • 費用:

    • レーザー治療: 1回30,000円〜50,000円程度
    • 光治療(IPL): 1回20,000円〜30,000円程度
    • ケミカルピーリング: 1回5,000円〜10,000円程度
    • イオン導入: 1回3,000円〜5,000円程度
    • エレクトロポレーション: 1回10,000円〜20,000程度

シミや色素沈着の治療は肝斑の有無やメラニンの深さなどによっても大きく変わってきます。治療を受ける前に、肌画像診断機(VISIAなど)でメラニンの状態をしっかり確認してくれる医療機関で治療を行うことが大切です。

まとめ

スキンタイプは、日焼けに対する肌の反応の違いを6つのタイプに分類したものです。 自分のスキンタイプを知ることで、日焼け対策やスキンケアを効果的に行うことができます。

色素沈着は、紫外線や炎症などによって肌にメラニン色素が過剰に作られることで起こります。 予防には日焼け止めが重要で、改善には美白成分配合のスキンケアが有効です。

セルフケアで効果が得られない場合は、医療機関でのレーザー治療なども検討できます。

参考文献

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