トライフィル・プロを用いたジュベルック注入治療、始まりました

ジュベルック注入について 未分類

当院ではニキビ痕の凹み(ざ瘡瘢痕)や真皮のコラーゲンを増やしてハリきめ感の改善をはかるためのスキンブースター「ジュベルック注入」の治療を開始いたしました。

さらにしこりのリスクやダウンタイムを軽減し、治療の効果を最大限に高めるために、炭酸ガスサブシジョン「トライフィル・プロ」という機器を用いた治療も行っております。詳細は以下のリンクをご覧くださいませ。

次世代の美肌治療「ジュベルック」による肌育注射の効果と注意点について – なぎさスキンクリニック尾山台 

また、夏ごろにはニードルRFによる真皮の状態を改善し、ハリやきめ感を改善する医療機器「ポテンツァ」の治療も開始予定です。ジュベルック注入はとてもリスクの少ない治療ではありますが、万が一にでもしこりを生じたら対策できるように導入を同時に決定いたしました。また、保険診療で難治であるざ瘡瘢痕に関しては真皮に熱を加えるという意味でもサブシジョンとRF双方の機器をそろえる必要があり、早々に導入を決めました。

もちろんニキビ痕治療はまず、保険診療でしっかりニキビを治してから。保険診療から自費診療に切り替えるタイミングも、一般皮膚疾患をしっかり診療できる皮膚科専門医だからこそ。何度も言いますが、皮膚の表面には「ここまでは病気、ここから先は美容」なんて書いてありません。美容皮膚科も、皮膚の病態をしっかり学んでいないと、当たり前ながら効果的な治療はできません。

ちなみに、ニキビを出来ないように「予防する」のは、保険診療の治療が最も有効です。ニキビ痕はまずニキビを出来ないようにしてから治療しないと、お金も時間も無駄になってしまいます。またニキビの治療薬もここ10年で大きく変わりました。いつまでたってもフシジンレオやアクアチムなど漫然と使っているような治療ではなく、きちんと面靤改善治療薬を使用することが肝要です。しかもディフェリンやベピオ・エピデュオと言ったこれらの治療薬は、その使い分けや塗り方のコツ、指導が何より重要です!中には医師の説明が足りないせいで、単なる最初の刺激症状だけでかぶれて使えなかった、と思ってしまっている方も少なくありません。

ニキビの治療は、まず適切な保険診療から。それもせずに初めからポテンツァやダーマペンの治療の話をするようなクリニックは避けた方がよいでしょう。

美容皮膚科はたかが光治療器(IPL)を1台持っていればなんでも治せるというものではありません。(というかその程度ではほぼ何も治せません。)皮膚科医以外の片手間なんちゃって美容ではない、皮膚科専門医がきちんと行う美容皮膚科診療を、更に機器も増やし治療手段を適切に増やしながら、今後も追及していきたいと思います。

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